ぶどうの栄養

 

さて、ぶどうの栄養と効能ということで、主な栄養成分(可食部100g中)では、カリウム:130mg、ブドウ糖:7g、果糖:8gなどが目立っています。また、注目成分として、アントシアン、レスベラトロール(赤ぶどう)が挙げられます。

 

期待される効能をまとめてみると、疲労回復、眼精疲労の改善(赤系)、動脈硬化予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、高血圧予防、がん予防などとなります。

 

「ブドウ糖」は、穀類果実、蜂みつに含まれている単糖の一種です。ブドウ糖は、身体のエネルギー源ということで重要な役割を持っています。特に脳の場合はブドウ糖だけがエネルギー源だとされているのです。つまり、ブドウ糖を摂取すれば、脳に栄養が供給されるわけで、脳の活性化、疲労回復には明確な効果があるということになります。

 

脳の唯一のエネルギー源なのですから集中力を高めるためにも重要です。集中力や記憶力を高めてくれます。睡眠中には体は休んでいても、脳はエネルギーを消費しています。従って、朝起きてからブドウ糖を摂るのは重要なことなのです。

 

エネルギーがつくられ、同時に熱も発生するので、体温上昇効果もあります。逆にブドウ糖などの糖質が不足してしまうと疲れやすい体になってしまいます。

 

果糖(フルクトース)は、デンプンよりも消化吸収が早いことが特徴です。つまり急速にエネルギー補給をしたい場合に効果的になります。運動選手が試合の合間にバナナを食べたりするのもこのためなのです。

 

グレープジュースも効くわけです。更に、運動中には、体脂肪を効率よく燃やしてくれ、グリコーゲンの消費を抑えてくれます。つまり、スタミナを持続させるというわけで、運動時のエネルギー補給には最適なのです。